導入機運高まる洋上風力/欧州、国主導で事業リスク低減

The Denki Shimbun 

洋上風力発電の導入拡大に向けた機運が国内外で高まっている。先行する欧州は2017年に前年の約2倍となる300万キロワット超が導入され、市場が急拡大した。日本も事業環境整備につながる法案を閣議決定し、期待が高まっている。一方で欧州は案件の入札前に海域を決めて調査を進めるなど、国が主導して手厚い事業リスク低減策を講じている。日本で洋上風力を普及させるためにはこうした先行例の長所をうまく取り込めるかどうかが鍵を握りそうだ。
              
 世界風力協会(GWEC)などが2月に公表した統計によると、世界で17年に導入された洋上風力は約433万キロワット。このうち欧州が7割強と大半を占める。欧州は16年の導入量に比べて倍増となり、現時点で洋上風力開発の「主戦場」となっている。

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